自己否定をやめる100日、14日目 2024/12/07
天気:晴れ
メンタル:冷たい風の吹く秋の森
ようやく寒くなってきて嬉しい。ありがとう。寒くなってくれて。
アガサ・クリスティー『死との約束』を読み始めた。本を読むのが苦手な時期はミステリを読むのが自分にとってはおおかた打開策になる(と思われる)。ミステリはとても読みやすい。人が死ぬのがあらかじめわかっているというジャンルの特性からか、誰が死んでもショックを受けないし、つねに他人事として読めるのがいい。
それがあくまで現実ではないという境界をはっきり示してくれている作品ほど読みやすい。エルヴェ・ル・テリエ『アノマリー』の読みにくさは、文章があまりに具体的、写実的で現実ととても近い感じがするからだと思った。ときには文章の向こうに現実そのものが見て取れるような気がするほどに文章が巧妙だった。とくに人生の辛い面が自分にもいまにも迫ってくるかのようで、そのあたりが読みにくいと感じた理由だと思う。
枕を高さのあるものに変えたらいくらか眠りやすくなった。